わかりやすい「マーケティング書評」

マーケティングの勉強をはじめたばかりの大学生が、マーケティング本を中心に紹介していきます。

ロジカルシンキングの基本「世界一やさしい問題解決の授業」

こんばんは。

おぼっちゃんです。

 

さて、前回予告しました通り、

今回はロジカルシンキングについて取り上げたいと思います。

 

マーケティングやないんかーい!」というツッコミもあるかと思いますが、

マーケティングでも重要なスキルになってくるんです。

 

以前の記事で、成功例のマーケティングは「一貫性」がある、と話しました。

マーケティングでも何でも、相手をYESと言わせるために、物事に一貫性を持たせる考え方をしなければならないのです。

 

それこそが「ロジカルシンキング」なのです。

 

今回読んだ本はこちら!

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

 

名著ですね。僕も高校生の時に一度読んだ記憶があります。

 

早速、レビューしたいと思います。

 

ロジカルシンキングって何?

ロジカルシンキング…よく耳にはするけど、なんだか難しそう…

そんなことはありません。

ロジカルシンキングとは、「一貫して筋が通っている考え方、説明」のことです。

論理的思考なんて呼んだりすることもあります。

 

実際にどうやってロジカルシンキングを使うのか?

早速、事例を交えて説明していきます。

ロジカルシンキングが使われる代表的なケースが「問題解決」シーンなのです。

 

例えば、問題が発生したとき、改善策を考えるのが普通だと思います。

その時、どれがベストな改善策なのか、部長や社長など伝えることが多いはず…

そんな時に、自分の意見をまとめ、説得力を持たせて話すには、ロジカルシンキングが必須になってくるわけです。

 

流れとしては、

 ①目標と現状の「差」を明らかにする

 ②原因を見つける

 ③対策を見つける

 ④実行する

 ⑤効果を測定する

の流れになっています。

 

分かりやすく、TOEICの勉強で考えてみましょうか。

 

①目標と現状の差を明らかにする

端的に、TOEICの点数の目標と現状を算出します。

「ピラミッドストラクチャー」を使って、なぜ「その点数が必要なのか」検討しておくことも重要です。

ピラミッドストラクチャーについてはこちらを参照ください↓

ピラミッドストラクチャーとは?論理展開ツールの活用メリットや作成方法もご紹介 | BizHint HR(人事の悩みにヒントを届けるニュースサイト)

行きたい会社の合格ラインとか、留学に行く時の最低ラインとか。

頭打ちじゃないことを示せるものが必要です。

目標達成の目的も決めておきましょう。

 

②原因を見つける

点数が到達していない原因を探ることです。

英語が嫌いなのか、教材がないのか、時間がないのか、基礎がないのか、演習が足りないのか…

ロジックツリー」という樹形図を書いて洗い出します。

以下のサイトが分かりやすいです↓

【3分でわかる】ロジックツリーの使いこなし方 | 株式会社いないいないばぁ

③対策を見つける

原因が分かったら、またロジックツリーを使って、ベストなチョイスが何かを考えます。

本来の目標は何なのか、をおさえながら対策を考えていきます。(TOEICなら、留学?日常会話?など)

④実行する

ただ実行するのではなく、いつまでにどうやって実行するのか、あらかじめ定めておきましょう。

試験が何日にあるから、それまで逆算してどれくらい勉強できて…ということを考えて計画を立てておくことが重要です。

⑤効果を測定する

しっかり効果を測定しておきましょう。

TOEICが終わったら、ちゃんと結果を見て、次の課題を考えましょう。

 

といった流れです。

流れをおさえつつ、要所要所で「なぜこれをやるのか?」について説明できる状態であれば、バッチリ「ロジカルシンキング」達成というわけです。

 

つまり、一つ一つの要素を「ロジカルシンキング」で考えておけば、全体として一貫性が生まれ、「ロジカルシンキングが実践されている」ことにつながります。

 

読み終えた感想

この本は名著ということもあり、どこへ行ってもおすすめされる、本当に読んでおくべき本ってこういうことを言うんだな、と思います。

 

意外と、目標と現状の差を明らかにするっていう動作、やっているようで忘れていたりするんですよね。

それこそ、TOEICの目標とかも、700点とるぞ!っていう目標だけ立てて、とりあえず英単語帳1周させよう!といったことに陥りがちです。

そもそも、「英単語帳を使うことが、私にとって有効なのか?」「700点とって何をしたい?」といったことを日頃から考えておくことが大切だと思います。

 

それができれば…本当にロジカルシンキング一人前!ってことです。

 

今回は、マーケティングとは違った内容でしたが、

何度もお伝えしているように、マーケティングでもロジカルシンキングが重要になります。

「売れる仕組み」を作るには、それ相応の根拠がある「説明」を付け加えることが大切です。

私もまだまだできていないので、訓練して頑張ります。

一緒に頑張りましょう!

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

 

ご静聴ありがとうございました。

それではまた!