わかりやすい「マーケティング書評」

マーケティングの勉強をはじめたばかりの大学生が、マーケティング本を中心に紹介していきます。

マーケティング計画の極意「これだけ!PDCA」

こんばんは。

おぼっちゃんです。

 

私事ですが、スピッツのファンをやらせてもらってまして…

先日のライブのBlu-rayが到着してウキウキな毎日です…

 

なんてことはどうでもよくて、とうとう年末ですね!

今年を締めくくる本はこちらになります。

 

これだけ!  PDCA

これだけ! PDCA

 

そう!PDCAサイクルの本です。

これはどのビジネスにおいても欠かせないスキルではありますが、マーケティングにおいては「Plan,Do,Check,Act」が極めて重要になってきます。

なぜなら、マーケティングでは仮説と検証が多く使われる場面が多いからです。

物を売っていくためには、市場予測や環境分析から「売れる仕組み」を見つけ出し、実際に売れるのか確かめていきます。

 

せっかく決めたプランニングが台無しにならないためにも、 計画から実行、チェックのフローはしっかりおさえておきましょう。

 

 

PDCAってそもそも何?

PDCAとは、「Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Act(改善)」のことを指します。

このサイクルを回していくことで、問題を解決していくことに直結していきます。

例えば、マーケティングプランを計画し、実行したとしても、そのままうまくいくとは限らないですよね。

前回学んだような「外的要因」を計画に組み込むのを忘れてしまった!なんてこともあると思います。

このためにも、計画を実行し、評価をつけて改善につなげ、また実行し…という繰り返しを行っていくので、PDCAサイクルと呼ばれるわけです。

 

以下、ひとつずつポイントをおさえつつ見ていきましょう。

Plan(計画)のポイント

どの場面においても、「準備が9割」なんて言葉聞いたことありませんか?

そうなんです。PDCAの分量もほとんどが「P」にかかっているんです。

 

計画において重要なことは、

①大きな目標と小さな目標の使い分け

②事実を事実として捉えること

が重要になります。

 

①大きな目標と小さな目標の使い分け

本の中でも取り上げられているように、ビジネスにおいて、会社は「ビジョン」をもって各々が仕事に取り組んでいます。

「社会貢献」をするために、自社リソースの強みとして「人材営業」がある、など。

大きな目的を達成するために小さな目標を立てていくことが重要になります

「努力は必ず報われる」なんて言葉があると思いますが、それは計画がしっかりしているからの話です。AKB48の某高橋さんがそんなことを言っていたのですが、個人的には彼女らの努力と同じくらい某秋元先生の計画力も素晴らしかったからこそ成し遂げられたのではないか、と感じています。

②事実を事実として捉えること

ずばり、「本質をとらえること」です。

事実があった時に、「なぜこのような事象が起きているのか?」「そもそも問題点なのか?」といった問いを持ち続けることで、「正しいものを正しく認識する」=「本質をとらえること」につながっていきます。

問題が発生しているときに、そもそも問題なのか、問題じゃないのか着目することも重要になってきます。

 

上記のポイントを意識するだけで計画はスムーズに進んでいきます。

 

Do(実行)のポイント

Doをこなすためのポイントは、「優先度をつける」ことです。

計画を計画通りにやるだけでもちろん結果に結び付くと思いますが、ビジネスの上ではそんな思い通りにいく、なんてことがあるとは限りません。

「緊急かつ重要」なことを優先的にこなしていくことで、本来やるべきこと=本質が見えてくるきっかけになります。

Pさえできてしまえば、DCAの順序はうまく進むのです。

Pをいかに活用できるかが重要になってきます。

 

Check(評価)のポイント

Checkをこなすためのポイントは、「実行した結果が合っているかどうか、というポイントからはじめる」ことが重要です。

目立っている数値や見込み数値などで計算するのではなく、事実を事実として検討する必要があります。

早い段階でCheckを進めておくと結果に早く結びついていきます。

ここでも「なぜ低いのか?」という問いを持ち続けることが重要です。

 

また、Checkの段階では「差別化」は何だったか、という原点に帰着する必要性も見えてきます。

軸がぶれていないのか、その路線で間違っていなかったのか、そこが重要になります。

 

Act(改善)のポイント

Actでは、「外的要因を考慮すること」が大切になります。

例えば、①評価制度、②組織構造、③習慣、④考え方が挙げられますね。

組織体の常識ではなく、一般的な常識や一般論を並べられるようにしておくことが重要です。

 

読み終えた感想について

以上、PDCAのポイントを簡単に紹介しました。

全体を通して言えることは「本質をとらえろ!」ってことですね。

まぁ、これが難しい。

マーケティングの本を読み進めるにあたって、もちろんマーケティングの知識を頭に入れることはできましたが、結局PDCAや問題解決など、本質をどうとらえるか、って重要になってくるんですよね。

 

結局「本質をとらえる努力」をすればするほど、結果に繋がるってことなんじゃないかな、って思います。

是非、マーケティングの本とあわせて読んでくださいね。

(時々、マーケティングの用語や概念が登場するので、マーケティングを勉強してから読めば損はないと思います…)

 

これだけ!  PDCA

これだけ! PDCA

 

 

ご静聴ありがとうございました。

以上、おぼっちゃんでした!