ロジカルシンキングの基本「世界一やさしい問題解決の授業」
こんばんは。
おぼっちゃんです。
さて、前回予告しました通り、
今回はロジカルシンキングについて取り上げたいと思います。
「マーケティングやないんかーい!」というツッコミもあるかと思いますが、
マーケティングでも重要なスキルになってくるんです。
以前の記事で、成功例のマーケティングは「一貫性」がある、と話しました。
マーケティングでも何でも、相手をYESと言わせるために、物事に一貫性を持たせる考え方をしなければならないのです。
それこそが「ロジカルシンキング」なのです。
今回読んだ本はこちら!
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 単行本
- 購入: 92人 クリック: 1,213回
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名著ですね。僕も高校生の時に一度読んだ記憶があります。
早速、レビューしたいと思います。
ロジカルシンキングって何?
ロジカルシンキング…よく耳にはするけど、なんだか難しそう…
そんなことはありません。
ロジカルシンキングとは、「一貫して筋が通っている考え方、説明」のことです。
論理的思考なんて呼んだりすることもあります。
実際にどうやってロジカルシンキングを使うのか?
早速、事例を交えて説明していきます。
ロジカルシンキングが使われる代表的なケースが「問題解決」シーンなのです。
例えば、問題が発生したとき、改善策を考えるのが普通だと思います。
その時、どれがベストな改善策なのか、部長や社長など伝えることが多いはず…
そんな時に、自分の意見をまとめ、説得力を持たせて話すには、ロジカルシンキングが必須になってくるわけです。
流れとしては、
①目標と現状の「差」を明らかにする
②原因を見つける
③対策を見つける
④実行する
⑤効果を測定する
の流れになっています。
分かりやすく、TOEICの勉強で考えてみましょうか。
①目標と現状の差を明らかにする
端的に、TOEICの点数の目標と現状を算出します。
「ピラミッドストラクチャー」を使って、なぜ「その点数が必要なのか」検討しておくことも重要です。
ピラミッドストラクチャーについてはこちらを参照ください↓
ピラミッドストラクチャーとは?論理展開ツールの活用メリットや作成方法もご紹介 | BizHint HR(人事の悩みにヒントを届けるニュースサイト)
行きたい会社の合格ラインとか、留学に行く時の最低ラインとか。
頭打ちじゃないことを示せるものが必要です。
目標達成の目的も決めておきましょう。
②原因を見つける
点数が到達していない原因を探ることです。
英語が嫌いなのか、教材がないのか、時間がないのか、基礎がないのか、演習が足りないのか…
「ロジックツリー」という樹形図を書いて洗い出します。
以下のサイトが分かりやすいです↓
【3分でわかる】ロジックツリーの使いこなし方 | 株式会社いないいないばぁ
③対策を見つける
原因が分かったら、またロジックツリーを使って、ベストなチョイスが何かを考えます。
本来の目標は何なのか、をおさえながら対策を考えていきます。(TOEICなら、留学?日常会話?など)
④実行する
ただ実行するのではなく、いつまでにどうやって実行するのか、あらかじめ定めておきましょう。
試験が何日にあるから、それまで逆算してどれくらい勉強できて…ということを考えて計画を立てておくことが重要です。
⑤効果を測定する
しっかり効果を測定しておきましょう。
TOEICが終わったら、ちゃんと結果を見て、次の課題を考えましょう。
といった流れです。
流れをおさえつつ、要所要所で「なぜこれをやるのか?」について説明できる状態であれば、バッチリ「ロジカルシンキング」達成というわけです。
つまり、一つ一つの要素を「ロジカルシンキング」で考えておけば、全体として一貫性が生まれ、「ロジカルシンキングが実践されている」ことにつながります。
読み終えた感想
この本は名著ということもあり、どこへ行ってもおすすめされる、本当に読んでおくべき本ってこういうことを言うんだな、と思います。
意外と、目標と現状の差を明らかにするっていう動作、やっているようで忘れていたりするんですよね。
それこそ、TOEICの目標とかも、700点とるぞ!っていう目標だけ立てて、とりあえず英単語帳1周させよう!といったことに陥りがちです。
そもそも、「英単語帳を使うことが、私にとって有効なのか?」「700点とって何をしたい?」といったことを日頃から考えておくことが大切だと思います。
それができれば…本当にロジカルシンキング一人前!ってことです。
今回は、マーケティングとは違った内容でしたが、
何度もお伝えしているように、マーケティングでもロジカルシンキングが重要になります。
「売れる仕組み」を作るには、それ相応の根拠がある「説明」を付け加えることが大切です。
私もまだまだできていないので、訓練して頑張ります。
一緒に頑張りましょう!
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 単行本
- 購入: 92人 クリック: 1,213回
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ご静聴ありがとうございました。
それではまた!